グリッパ
（サファイアガラス貫通）

UV LED コントローラ
& UV LED ヘッド

UV硬化接着剤
『ブルーグリップ™』

手順１

グリッパとワークの接合面の汚れや油を取り除きます

手順2

ワークとグリッパの間の隙間を完全に埋めるのに十分な接着剤をグリッパに塗布します。

手順3

60秒間UV光を照射させて接着剤を重合します。

手順4

ワークを加工します。

手順5

１/4回転捻り、接着を剥離します。

手順6

スチームや温水スプレーとスクレイパーで残留接着剤を取り除きます。

【航空機部品用難削材の加工】

難削材加工

特殊精密部品の超精密加工

チタンやインコネル等の難削材を使う航空機部品（タービンブレード等）の画期的なクランプ手法の模索がブルーフォトンの開発・商品化のきっかけとなりました。従来のメカ式クランプとは異なり、削り出し部品や特殊形状ワークの殆どをワンクランプで加工可能なため捨てボスの確保が不要となり、生産コストダウンと加工精度向上に大きく貢献します。

【医療用の難削材複雑形状加工】

複雑形状加工

カスタムメイドワークにかかる経費と時間を削減

従来のメカ式クランプではクランプ部の最終加工に伴い捨て材が多く発生しますが、ブルーフォトンはクランプ面を接着保持するため、高価なワーク素材の捨てボスを削減可能です。
人によって形状が異なる人工関節等の医療用複雑形状ワークを加工する際の治具設計時間やコストを大幅に削減可能です。

【5軸M/C加工】

5軸加工

ツールの干渉回避で５面（最大６面）加工を実現

加工時にツールが干渉しないようにグリッパを配置することで、確実に5面（最大6面）加工が可能です。ワーク固定（接着）部の仕上がり状態が安定していないスラブ素材やビレット素材も捨てボス等の廃材が発生しません。

【旋削加工】

旋削

繊細なワークも変形なく保持

特許取得済みの接着式ワーク保持技術は、旋削工程で発生しやすいワークの歪みを抑え高精度加工が可能です。
大径・薄肉スリーブ形状ワーク等の加工において、熟練技能者の経験や勘に頼ることなく容易に加工が実現可能です。
また、スリーブ・リング形状のワーク加工で、ストッパ形状を考慮してワンチャッキングで全加工の実績もございます。

【積層造形後の複雑形状加工】

積層造形

複雑形状加工も柔軟に把握可能

3Dプリントされたワークの殆どは後加工が必要となりますが、3D造形の超複雑形状ワークも柔軟に固定が可能です。
把握用の捨てボスを設計・積層造形する必要がなく、高価な素材や特殊素材の材料費の節減に貢献します。

【工業用ガラス・セラミックの研削加工】

研削

振動吸収によるビビり低減で表面仕上げを向上

UV硬化接着剤『ブルーグリップ™』がワークの固定をすると共にダンパー効果により振動を吸収しワークのビビリを低減します。また、最適なクーラント噴射に沿った治具の設計・製作をすることで、厳しい公差を実現し、ワンランク上の加工精度が得られます。

【フライス加工】

フライス加工

粗加工から仕上げ加工まで

難削材等の様々な材質のワークを粗加工する場合も確実にクランプし、安定した加工精度が得られます。スラブ素材から仕上げ加工までワンチャッキングで加工ができるため、工程集約に貢献します。また、歪みやすいワーク等はグリッパの数量や大きさ（モデル）を変えることで、過度のクランプ力を抑制し、ワークの変形を防止します。